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2017. 04. 26

身なり

美容師ってどういう風に見えています??

なじらね??

お店ではよく身なりの話をします

もちろん接客業なのでなんでもいいというわけではありません

それにふさわしいそれ相応の格好が求められるわけです

そこで難しいのが

ふさわしい格好・それ相応の格好ってところです

突き詰めていえばファッションの世界のオシャレっていうもんは

個人の自由になってしまいます

リュウちぇるがオシャレだと思う人もいるでしょうし

武井壮がかっこいいと思う人もいるでしょう

ただ彼らはタレントであり存在自体が売り物であります

身なりがそのまま自分の看板でありブランド価値ということです

では

私たちは??

買っていただくのは広く一般の視聴者でなくて

お店に来ていただくお客様であります

まず、お店の雰囲気に合わないといけません

どれだけオシャレであろうとも

パリコレのようなスーツ着て出勤されてはうちの店では困ります。

とりあえず着替えてこいって帰します(爆)

そしてお客様が不快感や不安感を感じてはいけません

衛生的にパーフェクト、清潔感の塊だろうとも

オペ時の医者のような格好をしていたら

帰れって言います。

また、ツータック、裾絞り、とんがり革靴に素肌に肩パット入りの革ジャンが

日本で一番似合おうが

帰れって言います

これはお客様の髪型を作るにあたって時代錯誤がひどすぎて

全く信用を得られないと考えるからです

トレンドや時代の流れをお客様よりも敏感に掴む必要があるからです

これだけ極端に例をあげれば誰にでもわかっていただけるものだと信じてやまないですが

もう少しマイルドな感じになった場合

どうでしょうか??

例えば、短パン、サンダル、ビンテージTシャツにハット

オシャレな人は着こなすでしょうが

着こなせてない場合それでもオシャレであると言えるのでしょうか?

お客様に好意を持たれると言えるでしょうか?

破けたり、汚れたジーンズなんかもそうだと言えるかもしれません

また、いろいろな服の中でファストファッションが結構入ってくる場合は特に問題ありませんが

ファストファッションしか着ない人はオシャレでしょうか?

かっこいいかもしれませんが、オシャレかどうかはわからなくなります

というか結局、お客様との価値観の共有が難しということです。

もちろんヴィトンでしか服を買わない、なんていうセレブレティーなお客様がいらしたら

「すごいですね〜。そんなにゾッコンになるなんてそれほどすばらしいんでしょうね〜。わたくしもいつか一着欲しいですねー。」

くらいにしかわたくしも言えないかもしれませんが

「今年は頑張って、8万するコート買っちゃったの!!」

って言うお客様にファストファッションしか買わない人は

「へーすごいですね〜」って言いながら

心の中では

「似たようなやつ5980で買えるよね〜」って思っちゃうんです

そうなると結局

髪を切るのに5000円かける人

カラーをするのに10000かける人

髪をキレイにしたくて10万以上使う人の気持ちなんて

考えられなくなってきちゃうんじゃないでしょうか?

これらが美容室で必要だと思う身なりの条件だと思います

わたくしどもは美容師ですから

オシャレ好き、服好きな人も多いとおもいます

何がオシャレで何がオシャレでないかの判断や

個性やキャラクターの判断は線引きが難しい

ですが今あげたような条件からは少しは判断しやすいかと思います

というわけで

服を買いたいとおもいます

ユニクロいこっ・・・

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