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2018. 03. 01

決断の瞬間

すげぇーどうでもいい話を長々と書いたので,暇な人のみお読みください。

なじらね??

わたくし、おにぎりが好きです。

毎朝、おにぎりを作ってもらって職場に来てから食べるんです。

具は基本的になんでも好きです。

鮭、昆布、おかかの定番も唐揚げなどの変わり種も好きです。

中でも一番のお気に入りの一つは

焼きたらこ

ふりかけ類に比べてコストが高いし日持ちがきかないので

ローテーション率は低め。

希少な存在というところも

好きに拍車をかけています。

そんな中、昨日から始まった焼きたらこ周期

好きな上にたまにしか来ないから

連日同じ味が続くことに嬉しさ以外ありません。

今朝もラップを外しご飯が白いことを確認。

おそらく今日も焼きたらこであること濃厚。

意気揚々と三角ヘッドにかぶりつくと

見事にご飯味

ちらりと見えた愛らしいピンクの宝石を確認すると

再びテンションが上がります

ただ、焼きたらこのおにぎりというのは

いつ度のタイミングで焼きたらこにかぶりつくか?

という究極の選択をはらんだ高度な料理であります。

間違えて、一口目で全てを持っていったもんなら

残りは、のりと白飯の塊をただただ頬張るばかりとなるからです。

そのような有事は絶対に避けなくてはならないのですが、

おにぎりを周りから食べていき最後に中心を残すのはかなりの技術を要します。

ネットリした具であれば難易度はかなり下がるに違いありません。

たらこを焼かなければもっと簡単に成し遂げられるでしょう。

ただ、焼かなければわからない境地があります。

焼いてあるからこそマイ・フェイバリットONIGIRIとして君臨しているわけです。

つまりは、本日も人生35年で培ったスキルを存分に発揮して

おにぎりの周りから解体する作業に取り掛かったわけです。

白飯、白飯、白飯、ちょっとたらこ

白飯、白飯、白飯、ちょっとたらこ

Float like a butterfly, sting like a bee

モハメド・アリのように華麗なジャブをたらこに放ちながら

トドメの一撃・フィニッシュブローを狙い、ゲームを支配していきます。

てっぺんから、左右の角を攻めます

サイン、コサイン、タンジェント、中学数学をフルに使いこなし

手で持つことのできる面積を確保しつつ

焼きたらこおにぎりの究極に美味しい一口を最後に残すために・・・

そして、解体作業最終段階。

おにぎりの底辺を攻めたときのことです。

首を傾け、手首を捻り、おおよそ食べ物を食べるときの体制とは程遠い格好で

狙い通りおにぎり底辺を2センチばかり解体した直後のことです。

なんと・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

このぐらいの空白の時間に感じました。

焼きたらこが空中にいる瞬間を見たのです。

刹那の時を何秒にも感じました。

焼きたらこは床で1バウンド、2バウンド・・・

歪な形が床でバランスを取るように最後にカクンっと傾いて止まりました。

そして、わたくしも止まりました。

世界中の時が止まったような感覚です。

一秒なのか、10秒なのか

今となってはどのくらいときが止まっていたかはわかりません。

異様な手首の角度の右手には

朝起きたら大切な人が自分から去っていった、喪失感漂うベッドのような白いおにぎり

床にはピンクの宝石。

ここで、わたくしまたまた時を止めます。

時間にして0.5秒ほどではありますが

脳はアクティブに動き出し

電気信号が蠢きます。

問題は簡単

拾うか否か。

ただこの一点のみ。

停止した時の中で導いた答えは

・・・

白いベッドに戻してあげること。

そして、至極の味わいに磨かれた焼きたらこのおにぎりにフィニッシュブローをお見舞いすることでした。

・・・

・・・

最後の一口。

計算通りの白飯と焼きたらこのバランス。

今朝も美味しい朝食をいただくことができました。

みなさんも焼きたらこのおにぎりを食べるときは

細心の警戒をしてくださいね。

白いシャツ着てカレーうどん食うときと同じ位の警戒レベルです。

お気をつけあれ!!

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