menuclose

2017. 09. 03

11

最近の若いもんは・・・

なじらね??

「最近の若い奴は〜」
って太古の昔から言われてたとか噂ありますけどね

お客様でも言う人多いですよ
春の新人が入ってきた頃だったり、教育係になった人だったり

「最近の子って1〜10まで教えてあげないと全然できないの」

これ一番聞くかもしれません。あとは

「ゆとり世代はさぁ〜」

みたいなものも聞きますね
 
 
わたくしも一応小さいながらも組織の長でして
教育なども行っておりますが、どう思うか?というと

「できなきゃできるようになってもらうしかない」

です。

1〜10まで教えないとできないのだとしたら、もちろん教えます。
けど、10までできてもいい美容師にはなれないから。。。
だって、仕事相手は100万通り来ますよ。
似たような仕事内容はあれど、正確に言えば同じ仕事内容なんか2度と来ないわけです。
毎日、毎回自分で11作れないとすぐにお客さんに飽きられちゃうと思うんですよね。

特に関係ないって思うのは、結局は11作れる人にならない限りは
たぶん、入社時に思い描いてた自分が思う「かっこいい美容師」ってのには永遠になれなくて

10までしか作れないなら
髪質は無視、人それぞれの悩みは無視で、顔や骨格違うのにカツラのように正確に切った髪型を頭にはめているだけの仕事になっちゃうわけですよね。
たぶん、そういう仕事をしたくて美容師志した人っていないと思うんです。

クリエイティブであれ、ホスピタリティーであれ、髪を通して
人に寄り添って、人を受け止めなきゃならんわけですよ

パターンで教えるとしたら100万通りになっちゃいますよ

知識と経験、今までの努力で培ったスキルを
その人だけに向け、その瞬間に11を創りだせなきゃって思ったりするわけでございまして、
なので「最近の若い奴は10まで教えないといけない」なら教えますが
その子が美容師として有望かどうかは、その子が自ら11を創れるようにならない限りどうしようもないわけです。

なので「なってもらうしかない」ということです。
この部分に関しても初めから言って聞かせてます。

それよりも何よりも
「1〜10まで教えても4までしかできない方がキビシイです・・・」

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